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~紹介文より(山口景子書)~
富山県の高岡市と氷見市をまたぐように、
「神が宿る神聖な山」と言われる「二上山」があります。
天平18年から5年間、万葉集の編纂に多大な貢献をした
大伴家持は、越中(現在の富山県)の国守として高岡に滞在しました。
家持は、越中の豊かで麗しい四季折々の自然、風土、
人間愛をたくさん歌に詠んでいますが、その中にはもちろん、
二上山の歌も含まれます。
私自身、高岡で生まれ育ちましたので、かつての越中国である富山県、
中でも特に高岡、そして二上山には特別な思い入れがあります。
そこで、家持がこよなく愛した越中の世界観を
音楽で表現してみたいと思い、この曲を書きました。
冒頭のチャイムは、二上山鐘つき堂の「平和の鐘」の音をイメージしました。
1969年に建立された鐘で、自由に突くことができる鐘としては国内最大級です。
鐘の音が響き、その後ピッコロで奏でられるほととぎすの鳴き声に誘われ
越中国へタイムスリップします。
越中の世界観を色々想像し、各々の万葉物語を表現していただけたらと思います。